炭と珈琲

七輪焙煎:炭と珈琲が織りなすドラマ

コーヒーソムリエ資格試験の合格方法と傾向

各月ごとに受験できるコーヒーソムリエの資格試験。

2023年2月に試験を受けました。

ありがたいことに独学で合格、準備期間は約2カ月程度でした。

コーヒーソムリエ試験の傾向と対策は?

すべて単語記述式に!

以前は〇×式が10問、単語記述式が10問だったようです。

今回(2023年2月)の試験では、20問すべて単語記述式でした。

制限時間は従来と同じく45分です。

〇×式だと、なんとなく知ってても対応できそうですが、記述式だと正確に答えることが求められる!

知識をちゃんと定着させて、引き出せるようにしておくことが大切だなと感じました。

コーヒー提供側としての知識が問われる!

「ソムリエ」という言葉から、ワインのソムリエ試験をイメージしていました。

品種や産地そして味についての問題が多いに違いない。

個人的にもとても興味ある分野だったので、読み込みました。

けれど、出題されたのはとてもベーシックな内容。

問題数も少なかったです。ちょっとがっかり。

一方、豆の品質や各抽出方法の関連用語は、出題数が多かったのが印象的でした。

特に、エスプレッソに関するものが複数あったのは意外。

おしなべて基本的な内容ですが、幅広く目を通しておいて良かったと思いました。

独学で参考にしたい本は?

最初は、「珈琲大全」をしっかりやっておけば良いだろうと取り組みました。

提示されている10の試験項目をおっていくうちに、他の本も参考するように。

これが、結果的に良かったです。

あらためてまとめなおそうと思いますが、試験対策に役立ったなと思うのは以下の本です。

  • 「田口護の珈琲大全」田口護, 2006, NHK出版
  • 「図説コーヒー」UCCコーヒー博物館, 2016, 河出書房新社
  • 「コーヒーは楽しい!」チュング‐レング トラン, セバスチャン・ラシヌー, 2017, パイインターナショナル

なかでも「図説コーヒー」は、一度は目を通しておいたほうが良い一冊です。

コーヒーの基本的な知識が、写真やイラストを使ってわかりやすくコンパクトにまとめられています。

この本から学んだ内容が、けっこう出題されていました。

おわりに

公式テキストや過去問の問題集もないコーヒーソムリエ。

合格の実を手にする効率重視の勉強法はありません。

だからこそ、コーヒーに関する幅広い知識が身につく!

コーヒーに興味のある方におすすめのツールです。