実は、炭火焙煎をするまで、炭焼コーヒーには関心がありませんでした。
喫茶店が掲げる「自家焙煎」 という看板。ときどき「炭火焙煎」の文字が目に留まってはいたものの、たのんだことはありませんでした。七輪でコーヒーの焙煎をはじめて、その美味しさと楽しさに魅了されると、巷の炭焼コーヒーのお味に、俄然興味が湧いてきます。
喫茶店やカフェでの炭火焙煎
コーヒーを焙煎する熱源としての炭火。
フルーティな浅煎り、ポップな中煎り、王道の中深煎り、ほろ苦さが魅力の深煎り、どれも美しく焼き上げます。
お店で提供される炭焼コーヒーには、共通する焙煎度があるのかな。
根強い人気の炭焼コーヒーが、どんな味で人々を引きつけているのか知りたい！
炭焼コーヒーがメニューにあった喫茶店で頼んでみると、かなり深煎りです。
友だちのお気に入り、アイスコーヒー用の豆をホットで入れたものを思い出しました。
何軒か試してみましたが、いずれもスモーキーで苦味のまさるコーヒーでした。
オンラインショップで比較
一般的な炭火焙煎のスタンダードは深煎り。
そう思い始めたころ、とあるコーヒー屋さんが、同じコーヒー豆を通常焙煎（おそらくガス）と炭火焙煎とで提供しているのを見つけました。比較すれば、炭火焙煎で表現したい味がわかりそう！
豆の種類で焙煎度を使い分けている可能性もあるから、豆を2種類、それぞれ通常焙煎と炭火焙煎を購入。
届いたコーヒーをワクワクして飲んでみると、２つとも、通常焙煎は中煎りから中深煎り。やはり、炭火焙煎は深煎り。豆による違いはありませんでした。
深煎りが定番
世間では、炭火焙煎といえば深煎りが定番のようです。
深煎りの濃さは炭っぽくってイメージ通り。
たしかに、炭火焙煎の深煎りは美味しい。
ただ、七輪焙煎で浅煎りや中煎りの美味しさに目覚めた私としては、炭火焙煎＝深煎りだけだとさみしく、もったいなく感じます。
