コーヒーソムリエ試験、10項目の「コーヒーカップの種類」。
色々な本を見てみましたが、コーヒーカップの種類についての記述は少ないです。
磁器製のカップ
- コーヒーカップの多くは磁器製
- 磁器は白地で薄く、金属のような高い音がする焼き物
- 陶器は厚くて、叩くと低い鈍い音がする焼き物
- 近世以前、中国と朝鮮でのみ生産
- 朝鮮の陶工が有田の泉山で磁石鉱脈を発見後、日本の生産が開始(伊万里焼)
- 伊万里焼が欧州で流行、模倣に成功したのがマイセン窯
コーヒーカップの大きさ
- 一般的なレギュラーカップ:器の8分目まで入れて約140ml
- デミタス:フルコースの食事の後に出る小さなコーヒーカップは70~80ml
- エスプレッソ:25~35ml
- レギュラーカプチーノ:150~180ml
- マグカップ:160~180ml
アロマを引き出すエスプレッソカップの条件
- 磁器製
- カップの縁:胴体部より薄い造り。適度な厚みがよく、丸みがあると口の中に流れやすくバランスが良くなる
- 胴体:5㎜以上、重さは約120g
- 形状:底が丸くなっているエッグシェープ。エスプレッソがやさしく流れ落ち、クレマが長持ち
- カップの全体の容量:約60ml
- カップの直径:エスプレッソ25mlを入れた時のクレマの位置の直径は約45-50mm
<参考資料>チュング‐レング トラン, セバスチャン・ラシヌー, 2017「コーヒーは楽しい!」パイインターナショナル;UCCコーヒー博物館, 2016「図説コーヒー」河出書房新社