炭と珈琲

七輪焙煎:炭と珈琲が織りなすドラマ

コーヒーソムリエの試験項目:参考書は?

コーヒーソムリエの試験準備には、独学と講座受講の選択肢があります。

公式テキストがなく、過去問も公表されていないコーヒーソムリエ。

JAFSCA認定の講座は出題のポイントをおさえているでしょうから、試験対策としては効率がよさそうです。

ただ、私の場合、試験対策の枠を超えて広く学びたいとも思うので、独学することにしました。

コーヒーソムリエ試験の内容

問題数は計20問、内訳は〇×式が10問、単語記述式が10問。

制限時間は45分です。

試験の対象となるのが、以下の10項目。

  1. コーヒーの歴史
  2. 生豆の選び方 (Part 1, Part2)
  3. 豆同士の相性
  4. コーヒー豆の産地
  5. コーヒーの淹れ方
  6. 淹れ方と味の関係
  7. コーヒー豆の種類(Part 1, Part 2, Part3
  8. 豆の違いによる焙煎
  9. ラテアート
  10. コーヒーカップの種類

参考書には?

独学の頼みの綱は参考書。

コーヒーに関する本はたくさん出ていますが、次の3冊を中心に学習を進めることにしました。

田口護「田口護の珈琲大全」NHK出版

コーヒー御三家のおひとり、カフェバッハ店主の田口護さん著。

日本スペシャルティコーヒー協会元会長でもあります。

「珈琲豆」「焙煎」「抽出」とそれぞれの基礎的な知識がぎっちり詰まっている教科書的な本です。多くのコーヒーソムリエ受験者が利用している本。

西東社編集部「極める愉しむ珈琲事典」西東社

出版社の編集部による本だけあって、イラストが多くて、わかりやすいのが特徴。

「コーヒー豆を極める」「淹れ方を極める」「アレンジを楽しむ」の章立てで、全体像をつかむのに使うことにしました。

カラフルなので、記憶定着にもよいはず。

石脇智広「コーヒー「こつ」の科学」柴田書店

著者の石脇智広さんはコーヒー研究者で、栽培から抽出までの全工程を科学的に研究。

蘊蓄やこだわりがつきものといわれるコーヒー。

これって本当はどうなんだろう?という疑問にQ&A方式で答える本書。

科学というコンパスを用いて、とてもわかりやすく解説してくれています。

この3冊を手に、コーヒーソムリエへの道。

コーヒージャーニーの始まりです!